このページでは、JavaScriptを使って四捨五入する方法や桁の切り捨て、切り上げの方法について解説しています。
四捨五入のやり方(桁指定なし)
四捨五入の方法はJS側にMath.round()というメソッドが用意されているので、これを使えば簡単に行えます。
// 書き方
Math.round(数値);
// 例
Math.round(5.6); // 結果:6
Math.round(5.4); // 結果:5
ただし、このメソッドですが、小数点が「0.5以上」か「0.5」未満かで判断するため結果は必ず整数となります。
なので、小数点第1位まで残したいといったやり方はできません。
四捨五入のやり方(桁指定あり)
Math.round()メソッドを使って、桁を指定したい場合は次のように書きます。
// 小数点第1位まで残す
Math.round(数値 * 10) / 10;
// 少数点第2位まで残す
Math.round(数値 * 10) / 10;
// 例
Math.round(12.567 * 10) / 10; // 結果:12.6
Math.round(12.567 * 100) / 100; // 結果:12.57
なぜ、こうなるのかですが、計算の流れを追ってみるとわかりやすいです。
Math.round(12.567 * 10) / 10の場合、まず「12.567 * 10」で「125.67」になります。
そして、Math.round()メソッドは数値が0.5以上であれば四捨五入を行いますから、「126」になりますね。
最後にこれを「10」で割ることで、「12.6」となります。
桁を切り捨てたい場合は?
四捨五入ではなく、小数点を切り捨てたい場合は、Math.floor()メソッドを使います。
// 書き方
Math.floor(数値);
// 例
Math.floor(5.6); // 結果:5
Math.floor(5.4); // 結果:5
桁を切り上げたい場合は?
四捨五入ではなく、小数点がある場合に桁を切り上げたい場合は、Math.ceil()メソッドを使います。
// 書き方
Math.ceil(数値);
// 例
Math.ceil(5.6); // 結果:6
Math.ceil(5.4); // 結果:6
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