2020年1月29日から開始したウェブカツ卒業試験ですが、4月14日に最終レビューを提出しやっと終えました。
中には2ヶ月で終わらせた強者もいるので、「俺は1ヶ月で終わらせてやる!」っと思ったものの結局3ヶ月近く。
まじで「難しかった。長かった。辛かった。」と言うのが、率直な感想です。
さて、試験もようやく終わって落ち着いたので、これから受験される方へのアドバイスとして、卒業試験のレベル感や、受験する前にしておいた方がいいこと、受験中に役立ったサイトなどをここに残しておこうと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
目次
まずは気になる結果から
そもそもお前受かったん?
と思われる方もいると思うので、まずは結果から言っておくと、
合格でした!
4月14日に最終レビューを提出して、4月21日に合格通知が来ました。
一次レビューの時に手応えがあったので、少し自信はありましたが、結果見るまでドキドキでした。
7月末に入部したので、卒業までに9ヶ月ほどかかったことになります。
当初の予定では6ヶ月で卒業するはずが、無理だった・・・。
ウェブカツの卒業試験のレベル
内容については言えませんが、レベルはかなり高かったです。
参考までですが、僕の場合、試験受けるまでに以下のアウトプットをしてきました。
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HTML初級:2サイト模写
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PHP初級:タガログ語辞書サイト
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Webサービス部:クイズメーカー、タガログ語辞書サイトのバージョンアップ
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オブジェクト指向部:お化け退治ゲーム
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JS中級〜HTML上級:ポートフォリオ作成
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FW部(FuelPHP):本のレビューサービス
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JS上級(React):時計、ToDoアプリ
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JS上級(Vue):時計、ToDoアプリ、電卓
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Larval:タイピングゲーム
が、これだけアウトプットしてても「こんなの作れるの?」ってぐらいのめっちゃ難しかったです。
機能によっては3日考えても、全くわからないものもあって、しかもその処理が多くの機能に関連してるみたいな感じで・・・。
さすがにあの時は心が折れかけて、あきらめようかと思ったほどです。
ちなみに、完成までに合計で400時間ぐらいかかってます。
スケジュールの目安としては試験50日目ぐらいに1次レビュー出して、75日目ぐらいに最終レビュー出しました。
なので、平均すると1日5時間、コーディングをしていたことになります。
仕事しながらじゃ無理じゃない?
と思うかもしれませんが、実は試験の途中から、コロナの影響で仕事がなくなったので、1日10時間ぐらいコーディングしてる日もありました。
そのため、試験のためにたっぷり時間は取れたわけですが、仕事しながらでしたら、たぶん間に合ってなかったでしょう。
ってかそもそも時間かかりすぎじゃない?
と思いますよね?
確かに他の卒業生のツイートとかを見てると、200〜300時間で終わってる人が多いですしね。
でも、僕にはそんな時間で到底終わらせるのは無理でした。
それぐらい難しかったです。
他の方も僕と同じ問題だったのだろうか・・・。
気になるところです。
卒業試験を受けるタイミングは?
顧問のかずきちさんが次のツイートをしてますが、これは確実にやっとかないときついですね。
はやる気持ちを抑えられず卒検突入して戦意喪失して去ってく人いるから
✅webサ部でOP(アウトプット)済
✅obj指向部でOP済
✅FW部でOP済
✅html部上級でOP済
✅js部上級でOP済
✅Laravel部視聴済(OP済だとなお良し)
✅テスト部視聴済
✅鬼練全クリこの状態になるまで受けるな
— かずきち@プログラミング講師 (@kazukichi3110) October 15, 2019
LaravelとかVueとかは普通に使えることが前提なので、その状態で進めないと確実に時間が足りません。
僕の場合は、きちんとアウトプットして使える状態で挑んだのに、それでも400時間かかっているので、アウトプットしてなかったら死んでました。
なので、上記のアウトプットをしっかりしてから、受けることをお勧めします。
ちなみに、アウトプットは単に作るだけじゃなくて、サーバーへのデプロイまでやりましょう。PHPフレームワークを使ったシステムをデプロイするのは、地味に難しくて時間がかかります。
慣れてないと、設定に時間がかかったり、エラーが起こったりして、1日では終わらないこともありますよ。
卒業試験中に役にたったサイト
よく利用していたのは定番ですけど、やっぱりQiitaですかね。
あとは、わからないことがあれば「Laravel 〜の実装方法」、「Vue $emit 使い方」みたいな感じで都度、調べてました。
まぁ、だいたいQiitaの記事が出てくるんですけどね。
それと、たまに海外のサイトに良いヒントがあったりするので、英語は無理!って人でなければ海外サイトもチェックすることをオススメします。
それでも答えが見つからないって場合は、「teratail」とかで質問してみるのもいいかもしれません。
あ、ちなみにLaravelについては、こちらのサイトがけっこう詳しくて分かりやすいですよ。
参考
CONSOLE DOT LOGCONSOLE DOT LOG
Laravel部のアウトプットしている時も、何度かお世話になりました。
参考までに。
卒業試験中に役にたった書籍
基本的には「ウェブカツ講座 + ググる」で事足りるので、本は買わなくてもいいと思いますが、参考までに試験中に役立った、あるいはこれから受ける方の役に立ちそうな本を紹介します。
1. デザイン・配色
僕の場合、デザインを考えるのが大の苦手なので、色とかデザインは以下の書籍を参考にしました。
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これらは書籍には色のコードとかも載ってるので、そのまま使えるのがいいです。デザインも参考になるものが多いので、「デザインを考えるのが苦手・面倒だ」という人は持っておくと重宝します。
あと、競合サイトのデザインを分析するのもおすすめですよ(色とかボタンの形とか)。
2. Laravel
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Laravelはウェブカツの内容がけっこう詳しいので、本は特に必要ないですが、サクッと調べたい時には「Laravel 入門」が役に立つと思います。
ただ、こちらの本は「入門用」なので、ちょっと物足りないです。正直この書籍だけでは、試験はキツかったので、あとはひたすらググりました。
とはいえ、「Eloquent」だったり、「フォームリクエス」の作り方だったり、基本的なことは書かれているので持っていて損はないかと思います。
3. JS・Vue
Vueの本は実は3冊持ってるんですが、こちらの猫本が辞書として使うには使いやすかったです。
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試験受ける前の練習であればこちらのカエル本がおすすめです。前半はVueの使い方についてですが、後半は何かを作りながら学ぶので、実践的で楽しいです。
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4. CSS
FLOCSSの知識が浅かったので、試験前にこちらの「柴犬でも分かるFLOCSS」を読みました。
内容は、そこまで細かくないですが、「あー、こうやって、FLOCCSって書くんだ」といった基礎的なことが学べます。
まぁ、FLOCCSの作者による本ですし、解説本はこの他にないかと。
他にも色々と本は買ってますが、ググった方が早く解決するので、卒業試験で使ったものはないですね。
卒業試験を受けようか迷っている人へ
「卒業試験始めると3ヶ月かかるし、その間の部費はちょっと・・・」、「割引制度を利用しているので、お金を払って試験を受けるのはちょっと・・・」と躊躇している方も多数いるかもしれませんが、僕は試験を受けてよかったと思ってます。
問題は激ムズでしたが、そのおかげで「Laravelでこんなこともできるんだ」といった発見もありましたし、苦手だったコンポーネント設計もある程度はできるようになりました。
全体を通して、苦労する場面は多かったですが、そのおかげでかなり成長できたのではないかと思ってます。
あと、現役エンジニアの方にコードレビューをしてもらえるのも魅力の1つではないでしょうか。
今後について
僕は今フィリピンにいるんですけど、フィリピンでのエンジニア就職はあまり考えてないので、しばらくは自分の作りたいツールや仕事に役立つツールを量産しつつ、今年はスマホアプリの作り方を勉強予定です。
日本には今年中にできれば帰国予定なので、その後、エンジニアになるための就職活動をするつもりです。
妻がフィリピン人なので、まずはビザを取得せなあかんのですが、コロナの影響で何もできないっていう・・・。
早くコロナ終わってくれ。