今回はこういった悩みを持つ人向けの内容です。
この記事を書いている僕は、フィリピンでの現地採用で約2年勤務していました。
「海外で仕事を探す」と聞くと、難しいように聞こえるかもしれませんが、今はインターネットが普及しているので転職サイトやエージェントを利用すれば意外と簡単に見つけられます。
とはいえ、どんなサイトがあるのか調べるのも面倒だと思うので、このページにフィリピン就職・転職に役立つサイトをまとめておきますね。
また、後半では現地採用の場合の給料や待遇などについても紹介しています。
目次
転職サイト・エージェントを使って仕事を探す【1番おすすめ】
仕事を探す方法は色々ありますが、一番おすすめなのが転職サイトやエージェントを通して駐在員としてフィリピンで働くことです。
主な理由としては、日本の会社からフィリピンへ送られることになるので、
- 給料が高い
- 福利厚生がいい
- 安全・安心
といったメリットがあります。
後述しますが、現地採用の場合は現地の水準に合わせて給料が決まるのであまりよくないですし、保険もローカルの保険にしか加入しません。
また、現地採用の場合、求人内容と契約内容が異なる場合や観光ビザのまま働かせようとする会社もあるので、少し不安があります。
とはいえ、駐在員として就職するのは難易度は少し高めです。
ある程度のキャリアがある、英語ができるなど求められるスキルの基準が高いので、転職サイトをチェックしてみてできそうなら応募してみると良いと思います。
上の3つはフィリピンに特化したサイトではないので、希望勤務地で「フィリピン」を選んで探してみてください。
現地の求人サイトを使って仕事を探す
「駐在員として働くのはちょっと難しい」、「やりたい仕事が見つからなかった」という人は現地の求人サイトを利用すると良いでしょう。
求人サイトは色々ありますが、僕がよく見ていたものは以下のサイトです。
1. Jobprimer
フィリピン生活情報誌「Primer」が運営する求人サイトです。
更新頻度は月数件程度と少なめですが、紹介されている職種は多いです。
マニラ・セブが中心ですが、地方の求人も時々あります。
2. SAGASS Consulting
フィリピンで有名な転職エージェントです。
自分で探すこともできますが、会員登録しておくと希望に近い仕事を探してくれます。
利用料は無料なので、「探すのが面倒だ」、「探しても見つからなかった」という人は登録しておくと良いかもしれません。
3. Jobpot
東南アジアに特化した求人サイトで、フィリピンですと、セブの仕事が多めです。
インターンの求人もちょくちょく掲載されているので、海外就職は不安という人はインターンから始めてみるのもいいかもしれません。
4. ABROADERS CAREER
こちらもアジアに特化した求人サイトです。
エンジニアや通訳など特別なスキルを必要とする仕事が多い印象です。
給料は高めなので、給料重視の人におすすめです。
5. フィリピン求人情報
むかーしからある個人運営の?求人サイトです。
どんな業者でも投稿できるので、若干不安ではありますが、ここにしかない求人もあるので、気になる人はチェックしてみてください。
現地の求人サイトを使って仕事を探す際の注意点
1. ビザ
フィリピンで仕事をするには以下のいずれかのビザが必要です。
- 就労ビザ
- PEZAビザ
- 結婚ビザ
しかし、中には観光ビザのまま働かせようとする会社も少なくありません。
観光ビザでの就労は違法なので、万が一イミグレーションにバレた場合、強制帰国やフィリピンでの就労禁止といったこともありえます。
なので、きちんとビザを取ってもらってから働くようにしましょう。
ちなみに、僕の場合は会社のビザ担当が「申請中だから待ってー」と言ってたのに、調べたら全然申請してなくて、6ヶ月ぐらいかかりました・・・。
大きな声では言えませんが、その間、観光ビザで働かされていました。
2. 給料
給料もけっこう問題になることが多いようです。
特に問題となるのが所得税でしょう。
2017年までは一律給料の32%で、2018年から所得に応じて次のように変動します。
年収 | 税率 |
25万ペソ以下 | 0% |
25万ペソ〜40万ペソ | 25万ペソを超えた額の20% |
40万ペソ〜80万ペソ | 40万ペソを超えた額の20% + 3万ペソ |
80万ペソ〜200万ペソ | 80万ペソを超えた額の30% + 13万ペソ |
200万ペソ〜800万ペソ | 200万ペソを超えた額の32% + 49万ペソ |
800万ペソ以上 | 800万ペソを超えた額の35% + 241万ペソ |
新しい税率の計算方法はややこしいですが、例えば、年収が70万ペソだとすると、
9万ペソが所得税となります。
新税率が導入されてから、所得税は下がりましたが、それでも高いので面接の際に給料は手取りなのかどうかをきちんと確認しておておかないと、後々トラブルになります。
現地採用の気になるアレコレ
1. 給料ってどのぐらい?
現地採用の場合は、現地の水準に合わせて給料が決まるので、日本で働く場合に比べると基本的に安いです。
職種や会社によるので、一概にいくらと答えることはできないですが、4万〜10万ペソぐらいが目安だと思います。
僕の場合は4万ペソで働いていました。 少ない・・・。
とはいえ、日本人枠で採用されると、他のフィリピン人よりも高いことが多いです。
2. 住む場所は?
住むところは会社負担のケースが多いと思いますが、自腹の場合もあります。特に日系の企業ですと、用意してくれることが多いです。
住む場所は基本的には会社付近のコンドミニアムです。
ちなみに、僕の住んでいるコンドミニアムにはヒーターがなくて、水シャワーだけだったので、ヒーターを購入しました。
また、トイレにハンディウォシュレットもなかったので、モールで買って取り付けてもらいました。
3. 生活費ってどのぐらい?
ざっくりとですが、僕の場合月5万〜8万円ぐらいでした。
- 家賃:3万円
- 食費:2万円
- 光熱費:2,000円
- 水道代:3,00円
- クリーニング:1,000円
- インターネット:1,000円
- 日用品:1,000円
- その他:5,000〜1万円
フィリピンの物価は日本に比べると安いですが、レストランで食べると1食500円〜1,000円ぐらいします。
食費を抑えたいのであれば、自炊するかローカルの食堂で食べるといいでしょう。
ローカルの食堂なら1食120円〜200円程度です。ただし、美味しくないですが。
4. フィリピン人とのコミュニケーションは?
僕の場合は日本語学校で勤務していたので、日本語で話すことも多かったですが、基本的には英語やタガログ語で話します。
フィリピン人同士の会話だと、ほぼタガログ語なので、正直何話しているのかわかりません。
最後に
今回は、フィリピンで仕事を探す方法や現地採用は実際どうなのか僕の経験をもとに紹介しました。
現地採用の場合、けっこうトラブルも起こっているので、十分に注意しながら仕事を探してくださいね。
最後に再度オススメの求人サイトを載せておきます。